と、ビョークは言いました。
新しいアルバムを買って、延々と、淡々と、真っ暗な部屋で、ケータイの灯りだけが煌々としてて。

あたしだけの時間、あたしだけの場所。

誰も邪魔には入れない。


ちょっと寂しくなって、男にメールして。
今にも泣き出しそうな文を送りつけて、電話を待つ。

馬鹿な男はすぐ電話をかけてくる。



『蝶子どうした?』
  
ほらね、来たよ。

『寂しかったの』

イチコロ。

『俺、今から行こうか?それとも蝶子出てくる?』

行かないよ、今はあたし一人の時間だからね。

『ううん、大丈夫。ありがとう』

『そか、お前泣いてない?なんか声、変』

わざとだよ。

『・・・。ちょっとね・・。(照れ笑い)』

『なんだよ、大丈夫じゃないじゃん。』

『・・・じゃぁ、明日あってくれる?』
さぁ来い。

『いいよ。何時くらいがいい?』





はは、軽いね。
そのあとすることは決まってる。







昨日、落ちるとこまで落ちて、泣いて、駄々こねて、今日私の中で何かが音をたてて切れた。


大輔さんが、『喉、ヴォーカルなんだから、大事にしなさい』って言ったから禁煙してたけど、今日葉巻を吸った。
しかもライター持ってなくて、知らないおじさんに火を貰って。

スッゴイうまかった。

もう我慢しない。

進路も、ひとつの考えが浮かんで、明日、それを実行に移すべく、また学校サボって図書館に行く。





もうここまできたら行くしかない。
私は私の商品価値を取り戻す。



秘密日記↓
みかん、プリシラ、要、れいな

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